弔辞
弔辞を捧げたいときは、前もって世話役に申し出る。
遺族から弔辞を頼まれたら、一も二もなく引き受けるのが礼儀です。
弔辞には美辞麗句を並べず、故人の死を悼む気持を素直に出せばそれでよいのです。形式的な決まりごとはありませんが、普通は、
故人の人柄や業績にふれ、
故人への追慕と感謝の気持を述べ、
遺族への慰めと励ましのことば
で結びます。
弔辞は、巻紙に薄墨で書くのが正式です。読み終わったら祭壇に供え、その後は遺族が大切に保管するものですから、ていねいに正確に書くよう心がけましょう。字に自信がなければ代筆でもかまいませんが、文章は自分で考えるようにします。
朗読三分の原稿ですと、四○○字詰めの原稿用紙で三枚前後です。
弔辞を読むときは、普通よりも少しゆっくりめに読んだほうがよいでしょう。感情を抑えて、淡々と読みましょう。
宗派や地域によって作法やしきたりはさまざまな違いがございます。
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