葬儀委員会を設ける
社葬を行うことになったら、葬儀委員会を設け、葬儀委員長を決定し、ただちに日時や場所を決めます。葬儀委員長はその葬儀の最高責任者で、会社の代表者や、それに代わる人があたります。
社葬でトラブルの原因になりやすいのは、遺族の気持ちがないがしろにされ、会社ばかりが前面に出すぎることです。
事前に遺族とよく協議したうえで、社葬の規模や形式、日時、場所などを決定します。
※葬儀委員長及び葬儀委員が名目だけでなく、実務も担当するときは実行委員長は必要ない。また、各葬儀委員が、諸係の責任者を務めることもある。
※実行委員の数は葬儀の規模によって加減する。
葬儀実行委員長の仕事
遺族との打ち合わせ
打ち合わせ内容
1、故人の本籍地、家紋、宗旨、菩堤寺等の確認
2、喪主の決定
3、親族及び親族代表の住所、氏名確認
4、葬儀形式の確認
5、葬儀日時、会場について
6、司会者(僧侶、神官、牧師等)の決定、依頼
7、葬儀社の決定、依頼
8、通知状の印刷、発送及び新聞広告等に関する確認
9、香典、供物等の取扱いに関する確認
社内通達文章で周知徹底する
1、故人の本籍地、家紋、宗旨、菩堤寺等の確認
2、喪主の決定
3、親族及び親族代表の住所、氏名確認
4、葬儀形式の確認
5、葬儀日時、会場について
6、司会者(僧侶、神官、牧師等)の決定、依頼
7、葬儀社の決定、依頼
8、通知状の印刷、発送及び新聞広告等に関する確認
9、香典、供物等の取扱いに関する確認
社内通達文章で周知徹底する
社葬の通知は文章によって行われるのが普通です。
社内への通知には掲示板を利用しますが、さらに社内通達文章を利用して、周知徹底すべきでしょう。
社外からの問い合わせには社員が対応できるようにします。
社外へは通知状を発送
社外への通知は、通知状の発送あるいは新聞広告で行います。
故人及び会社と深い関係のあった企業・団体・個人に対しては、きちんと通知状を送るのが礼儀でしょう。会社と遺族が相談して発送先名簿をつくり、もれのないように送ります。
新聞広告は早めに申し込む
新聞広告は早めに申し込みます。申し込み先は新聞社の広報部か広告代理店ですが、数紙に同時掲載するときは広告代理店を利用するほうが早いでしょう。
弔辞を依頼する
葬儀で弔辞を読んでもらう人には前もって依頼し、了解を得ておきます。
人選は私的関係者の中からバランスよく選び、葬儀全体の時間を考慮して加減します。なお、故人の私的関係者に依頼するときは 遺族の意向を尊重します。
指名焼香を決める
葬儀全体との関係で、参列者全員に焼香してもらうことができないとき、焼香者をあらかじめ決めておくことができます。(指名焼香)
この場合、焼香者は葬儀委員長、親族の一部、弔辞奉読者ほか主要参列者とし、焼香していただく方には前もってお願いしておきます。
葬儀で焼香できなかった参列者には、告別式で焼香してもらいます。
式次第と席次を決める
葬儀実行委員会は、僧侶や当社と相談して、早めに式次第を決め、各係別の進行表を作成して当日に備えます。
また、当日の席次についても、早めに決定しておいたほうがよいでしょう。
社葬における席次は、一般の葬儀と基本的に同じです。
送迎車を手配する
僧侶、親族、葬儀委員等には送迎車を用意したほうがよいでしょう。
ハイヤー等を予約し、当日は少し早めに迎えに行ってもらいます。
会葬礼状を用意する
社葬当日、式場出口で参列者に会葬礼状を手渡すときは、遅くとも前日までには会葬礼状を用意しておきましょう。葬儀後に発送する場合も、早めに発送できるよう手配しておきます。弁当の予約
親族、僧侶、実行委員等の当日の食事の手配も忘れずに行い、当日になってあわてることのないようにしましょう。
実行委員会諸係の仕事
[準備段階](準備)
実行委員会で協議、計画を立てるが、次の役割がほしい。
進行企画係---葬儀の企画を立案。渉外を担当
文章係---通知、連絡文書、新聞広告作成、プログラム/パンフレット等の作成
式場設営係---式場の設営について業者と連携して準備
駐車,配車係---駐車場手配、警察届出、配車手配
調達係---事務用品、資材、料理、車両、その他の調達準備
会計係---調達品等の会計、経費管理
葬儀当日 [葬儀当日]
葬儀本部---指令部
進行係---進行手順を管理
会計係---現金出納、経費管理
司式者係---僧侶、神官等接待(僧侶等)
記録係---記録、録音、写真、VTR
案内係---式場内の案内
受付係---受付業務(会社関係、友人関係、親戚関係 というふうに分類別に行う)
携帯品係---携帯品の一預かり
供花係---供花の受付配置
配車係---駐配車手配
供養係---粗供養品、会葬礼状渡し
連絡係---各係その他との連絡
予備係---遊軍
救護係---医師、看護婦をおく
留守番係---故人宅の留守番(新聞等に広告を載せるので空き巣に狙われやすい)
宗派や地域によって作法やしきたりはさまざまな違いがございます。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。