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コラム 2016年9月10日掲載

家族葬の費用

家族葬と一般的なご葬儀の費用に違いはあるか?

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遺族、親族以外の会葬者を招いて執り行うご葬儀と、身内だけでご葬儀を営む家族葬。葬儀の形式や宗派は別として、一般的なご葬儀と家族葬とでは費用は異なってきます。

代表的な費用としてお集まりいただく親族、一般会葬者の人数に応じて、香典に対する返礼品を用意する事になります。参列者の規模が大きければ大きいほど、この返礼品の費用はかかってくることになります。地域によって違いはありますが、千葉市近郊で返礼品1個の単価は約2,000円で、香典額5,000円未満に対して、おおよそ半額になるようにします。10,000円以上の方には後返しとして、忌明けに挨拶状をつけたお返し品を郵送する形が一般的です。
2,000円の返礼品を100個使用すれば200,000円費用がかかりますので、家族葬と会葬者を招いてのご葬儀とでは大きな違いとなっています。余談ですがまれに香典だけで葬儀費用全額を補う事は出来るのかといったご質問がありますが、先の返礼品や後返し、葬儀時の飲食代、祭壇費用などを計算しても、とても香典だけでは補えないのが実情です。

通夜振る舞いの料理や飲み物も返礼品同様、参列者の人数が膨らめば費用もかかってきます。大まかな目安で一人の会葬者に約2,000円前後の飲食代金を想定すると、約50名の参列者だけでも100,000円と、返礼品、飲食代だけで身内だけで執り行う家族葬との大きな違いが分かるかと思います。

祭壇の費用(葬儀プラン)はこれら返礼品や飲食代といった人数によって大きな違いが出る部分ではなく、一般的なご葬儀や家族葬でも決まったプランを選ぶ必要性はありません。家族だけのご葬儀だから安く済ませたいといったご要望や、家族葬だけど一般葬と同様な規模の祭壇を飾ってあげたい。逆に参列をお断りすることができず、家族葬として葬儀はできないけど安く済ませたいなど、ご遺族のご要望や故人様の生前の遺言等、当然ながら予算もあることですから考えも多様です。

*一般葬(会葬者を招く)
葬儀プラン(予算に合わせて選択肢多様)
返礼品(人数により大きく変動)
飲食代(人数により大きく変動)

*家族葬(身内のみ)
葬儀プラン(予算に合わせて選択肢多様)
返礼品(人数により変動、または不要)
飲食代(人数により変動、または不要)

基本的に一般的なご葬儀も家族葬も準備するものは同じですが、人数的な規模で考えると家族葬の方が参列者のあるご葬儀より格段に安価だと言えます。
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